ジュラ島で造られるウイスキー、アイラ・オブ・ジュラとは??

スコットランドの島のひとつであるジュラ島で、唯一ウイスキーを造っているアイル・オブ・ジュラ蒸留所があります。ウイスキーの産地として有名で、ウイスキーファンから高い知名度を誇っています。

今回、ジュラ島内の蒸溜所の概要や、そこで造られるウイスキーの特徴などについて紹介します。

スコッチウイスキー6大産地に含まれるアイランズ

スコッチウイスキーの産地は、ハイランドやローランド、スペイサイド、キャンベルタウン、アイラ、そしてアイランズと6つに分類されます。

アイランズとは、オークニー諸島、ヘブリディーズ諸島など、スコットランド北西の洋上に並ぶ島々の産地を総称したものです。現在は、これらの島々にジュラ蒸溜所を含めた7つの蒸溜所があり、様々なウイスキーを製造しております。

ジュラ蒸留所の歴史

ジュラ蒸留所は、1810年に創業し、2010年には創業200周年を迎えた歴史ある蒸留所です。

ただ、ジュラ蒸留所が出来るまでの道のりは険しいものでした。

1901年に、地主との契約問題がこじれて取り壊しになり、1950年に再建されました。しかし、コアなウイスキー愛好家の支持はなかなか得られることは出来ませんでした。

しかし、2010年に大きな改革を始めます。その当時のオーナーが良質な味をテーマに蒸溜所を改革します。現在は、麦芽の乾燥にピートを使用しない「ノンピート」と、ピートを用いる「ヘビーピート」の2種類のシングルモルト(単一の蒸溜所の原酒だけで造られるモルトウイスキー)を生産し、ウイスキーファンから支持を得るまでに至りました。

蒸留所の構造

この蒸留所のポットスチルは8mと筒が高いランタンヘッド型でスコットランドの蒸留所の中では2番目の高さを誇ります。

ウイスキー業界では昔から「ポットスチルの首が長いほど、軽いウイスキーができる」と言われております。理由として、アルコールが含まれている蒸気の中に油脂分や不純物が含まれております。首が長いと上に行く前、釜に戻るため、純粋なウイスキーができるそうです。

蒸留所の環境について

ウイスキー造りに欠かせない仕込み水は、蒸留所の西側にある、標高300mのロッホ・ア・ヴァレ・ヴァルケイ(Loch a’ Bhaile-Mhargaidh)という湖の水を使用しております。ここは泥炭湖ですが、岩石帯を透過しているためにピートが薄いです。

アイル・オブ・ジュラの紹介

アイル・オブ・ジュラ 10年 オリジン

バーボン樽で10年熟成したノンピートのウイスキー。ハチミツやキャラメルのような甘みと独特な風味が楽しめます。マイルドで飲みやすい味わいなのでウイスキー初心者におすすめです!

アイル・オブ・ジュラ 16年

世界的な酒類競技会のひとつ「サンフランシスコワールドスピリッツコンペティション」で金賞を獲得し、評価の高いウイスキーです。

ホワイトオーク樽で14年、その後シェリー樽で2年熟成し、甘さのなかに柑橘系の味も加わり、10年とは違った重厚感のある深みを楽しむことができます。

アイル・オブ・ジュラ スーパースティション

ピートを強く焚いた(ヘビーピート)若い原酒に、13年~20年、21年以上熟成させたジュラのライトピートな原酒をブレンドしております。その後シェリー樽で仕上げの熟成で、豊かな風味を楽しめます。

また、ピートと潮の香りと、松やハチミツ、チョコレートなどの多様な味と香りが、口全体に広がります。

まとめ

いかがでしたか。自然豊かなジュラ島で造られるウイスキーは、ライト〜ヘビーな味わいがあり、多様性があります。

是非、ジュラ島から造られたウイスキーを試してみて下さい。