寒い冬には、やっぱり温かいお酒が飲みたくなりますよね。
しかし、全てのお酒が必ずしも身体を温めてくれるわけではないのをご存じですか??
確かにアルコールを体内に摂取すると、肝臓の作用により血管が広がり、通常時よりも血流が良くなります。その結果温かく感じますが、アルコールの分解が進むにつれ、広がった血管は元に戻るため、温かいと感じるのは一時的なのです。
なので身体を温める作用のあるお酒を飲むことによって、アルコール+温める作用の相乗効果で、温かいと感じる時間が増えます!
長くなりましたが、これから身体を温めるお酒について紹介していきます!
身体を温めるお酒
・日本酒、米焼酎、芋焼酎、紹興酒
原料の米やもち米、麹が体を温めてくれます。また、日本酒は製造工程で含まれる「アデノシン」という物質が、血管収縮を妨げる効果があります。そのため、飲酒後も血行がいい状態が続き温かさを保つことができます。熱燗にするのは理にかなってる証拠と言えますね。
・梅酒、杏酒、チェリー酒
体を冷やしやすい果物の中でも梅や杏、さくらんぼは体を温めます。
・赤ワイン
赤ワインに含まれるポリフェノールの効果で によって血行がよくなり温まります。ホットワインにして飲むと、さらにその効果を高めてくれます。
身体を温めないお酒
・ウォッカ
アルコール度数が高く、”火のお酒”とも呼ばれているウォッカですが、身体が温まるのは短時間
なのです。その理由は最初の方に記載した通り、アルコールの性質によるものです。
むしろ、ウォッカはアルコール度数が高いため、顔や首などの体温が一気に上昇しますが、
暫くすると発汗作用が働くため、結果的に体温を奪ってしまうのです。